アメリカ生活

【カリフォルニア】無保険になった妊婦がメディケイドに加入した話

ぱり
ぱり
こんにちは、ぱりだよ。なんとかアメリカで今日も生きてます。

アメリカは日本と違って医療費が高額です。医療費で破産なんて話も聞くほどです…怖いぃぃ

だから保険が何よりも大事なのですが、今回はアメリカで妊娠中に無保険になってしまったわたしが救済措置であるメディケイドという保険に加入した時のことを書いていこうと思います☺︎

わたしのケース

妊娠発覚した時はトライケア(ミリタリーとそのファミリーに提供される保険)に加入していたので、トライケアが費用をカバーする病院に毎回検診に行っていました。手出しはゼロ。

はい、そしてその後問題が起こるのです…

ミリタリーの旦那、10月末に除隊を予定していました。出産予定日は翌年2月中旬。除隊前に問い合わせたトライケアオフィスから「除隊後6ヶ月はトライケア使えるから出産もそれでカバーされるよ」って言われていました。10月末から6ヶ月ってことは翌年4月末まで。

だから保険のことは何一つ心配せず、除隊したのです!!

トライケアの保険証はミリタリーIDと一体になっていて、除隊日=IDの有効期限になっていたので保険証の部分だけ更新手続きとかなにか必要なのかなーと疑問に思った旦那がトライケアオフィスに電話したら衝撃の一言。

トライケアオフィス
トライケアオフィス
トライケアは除隊日で失効するからあなたの配偶者は今無保険ですよ!

Wtf!!!!!!!(大袈裟)

わたし今無保険なの!?保険何もないの!?

その後も色々話すものの、もう除隊してしまった手前解決策は見つからず。除隊前だったら配偶者の出産が終わるまで除隊日を伸ばすことができたらしい。

旦那の次の仕事も学校もまだ始まってないからそこから保険が提供されるはずもなく。安定期に突入してちょっと経った頃に突然保険を失いました。泣

ぱり
ぱり
笑えない。

アメリカでは無保険で出産すると請求金額がとんでもないことになって破産する人がいるくらい、ほんっっとに保険って大事なんです。

今はなんの問題もなく順調に育ってくれてるお腹の赤ちゃんですが今後何があるか分かりません。

どんな短期間であっても妊婦のうちは無保険でいるリスクを取るわけにはいかないので、どうにかして保険を手に入れようと奮闘しました。

検討したのはこちら
  1. 義父の職場の保険に一時的に入れてもらう→21歳以上は対象外で断念
  2. 民間の保険に加入する→妊婦は新たに加入できないところが多く断念
  3. ミリタリー除隊後に保険料を自己負担してトライケアを継続する(気になる方へ:トライケアのホームページに詳細が載っています)
    →夫婦合わせて保険料は4,079ドル/3ヶ月
  4. メディケイドに加入する

保険会社に勤める義姉からのアドバイスで、旦那の次の職場から保険が提供されるまではメディケイド(カリフォルニアではMedi-Calと呼ぶ)に加入、もしメディケイドが却下されたら自己負担でトライケアを継続するという方針に決めました。

最初からトライケアを継続しても良かったのですが、妊婦はメディケイドの承認が降りやすいことから申請するだけしてみようということになりました。

メディケイドって何?

低所得者向けの公的医療保険プログラムのこと。アメリカ政府が州政府と共同で行なっている事業なので、加入条件などは州によって異なります。

要は職場から保険が提供されていなくて、個人で民間の保険に入るお金の余裕もないよって人が加入できる保険です。費用は無料、またはかかったとしても低価格。

実際に申請してみる(カリフォルニア)

ここからは州によって異なると思いますが、わたしの住んでいるカリフォルニア州でのケースを記録していきます\(^o^)/

手続き等は全部旦那がやりました。わたしは隣に引っ付いてはいましたが、英語がダメダメなので間違いがあったらごめんなさいm(_ _)m

現在妊娠中のわたしは妊婦用のMedi-Calに申し込み。妊婦だと通常のMedi-Calよりも所得制限などの条件が緩くなります。

申請方法は以下3通り
  1. オンラインで申し込む
  2. 直接オフィスに行って申し込む
  3. 電話で申し込む

一刻も早く保険を貰って安心したかったので直接オフィスに行ってみることにしました!結局対人が一番早いでしょっていう勘。

近所にDPSSオフィスがあったのでアポ無しで突撃!(ロサンゼルスカウンティの場合はここから最寄りのDPSSオフィスを調べることができます)

このご時世だからみんなオンラインで色々やってんだろーなーってくらいガラガラですぐに順番が来ました。

渡された申請書に個人情報を記入して、パスポートとビザ、SSN、所得証明を提出。直近までミリタリーだった旦那の所得証明はLESとDD214フォーム、パートのわたしの所得証明は直近3ヶ月の給料明細が必要でした。

これで申請は完了と言われ、その場で妊婦用Medi-Calが承認されました\(^o^)/よっしゃ

ぱり
ぱり
これで無保険とはおさらばだぜ!

注意点としてオフィスの方に言われたのは、旦那が次の職場から保険を提供されてわたしもカバーされたらMedi-Calの有効期限内だったとしても保険は返上しなければいけないとのこと。職場からの保険とMedi-Calの二つ保険を持っておく、とかはできないよ。

出産までMedi-Calにお世話になるか、出産までに保険切り替えできるかはまだ分からないけどとりあえずこれで検診に行けます。ありがとうございます!!

その場で仮の保険証をもらってオフィスを後にしました。これがあればMedi-Calを受け入れているドクターの病院に行くことができます。

病院探しはネットで近所のOBGYNを検索→電話して検診出産ともにMedi-Cal使えるか確認の流れですぐに見つかりました!Medi-Calでもしっかりとした病院にかかれます。

カードの保険証は1週間後くらいに郵送で送られると言われ、実際にそのくらいで家に届きました。

番外編:ネバダ

実はカリフォルニアでMedi-Calに加入する前、つまりトライケアに加入している思い込んでた頃、一瞬だけネバダにいたわたし。旦那の有休消化期間中に引っ越してきました。

自分が無保険だと知って、まずはネバダ州のメディケイドに申し込みました。

しかーし!!!忘れちゃいけないのは州によって異なるメディケイドの加入条件。ネバダではアメリカ在住5年未満の移民はメディケイド加入の対象外。

ぱり
ぱり
まだ在米2年すら経過してないワイ、呆気なく却下。

メディケイドに加入できなくても妊婦は妊婦用のEmergency Medicaidというものに加入できるとのことでしたが、この保険がカバーしてくれるのは出産費用のみで毎回の検診代やウルトラサウンドは対象外。

カリフォルニアなら移民への制限なくメディケイドに入れることを知って戻ることに決めました。旦那の実家はカリフォルニアだし。

ラスベガス移住する気満々だった旦那には内緒だけど…わたしはカリフォルニアに帰りたかったから帰る理由ができてよかったくらいに思ってます。笑

このメディケイドの記事に合法移民の妊婦と子供がメディケイドに入れるか州ごとのリストが載っています。カリフォルニアやニューヨークなど移民の多い州はやっぱり寛容!!

最後に

我が家の今の(あまり宜しくないw)状況を公開するのに少し躊躇いがありましたが、わたしのようにアメリカで無保険になってしまった妊婦さんや持ってる保険が妊娠出産関連をカバーしないなどで困っている方の参考になればとても嬉しいです!

それでは、また!Have a good day~

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