わたしがCR1ビザを取得して渡米したのももう2年前。やってきました、グリーンカードの条件削除申請の時期が!時間が過ぎるのはハヤイナ〜
CR1ビザは永住権ではあるんですが、偽装結婚を防ぐために2年の条件付きなんですよね。その条件を取っ払って10年の永住権をもらうために行うのが今回の申請です。
わたしが提出した書類と申請にあたってのタイムラインを記録しておこうと思います。
Contents
条件削除申請の基本
グリーンカードの条件削除申請は、I-751というフォームを必要書類とともに提出する必要があります。
申請できるのは「今持っている条件付グリーンカードの期限90日前」から。わたしの場合は90日より少し前にUSCISから更新のお知らせの手紙が届きました!届く人もいれば届かない人もいるようです。(なんでなん?)
USCISが期限90日前を計算してくれるツールを提供しています。(⇒Filing Calculator for Form I-751)
90日よりも前に申請しても却下されてしまうようなので、ご注意ください。
わたしたちの婚姻関係は続いているので、今回共同申請という形でファイルしますが、離婚や死別などで配偶者がいない場合も状況により一人でファイルすることも可能なようです。
わたしが提出した書類
CR1ビザを申請した時と同様、弁護士は使わず自分たちで申請しました。
婚姻関係を証明する書類は、旦那の名前とわたしの名前が記載されている箇所をマーカーで引いて分かりやすようにしました。
実際に提出した書類は下記です。
カバーレター
なんの種類を提出するかを書いた目次のようなもの。参考までに、わたしが提出したものはこちらです。署名の下に旦那とわたしそれぞれのサインを入れました。
Form I-797Cのコピー
USCISから届いた、グリーンカード更新のお知らせの手紙です。
必須ではありませんが、提出している人を見かけたのでわたしも提出しました。
Form G-1145
USCISから申請受領のお知らせをテキストで受け取りたい場合は提出。
実際、ケースナンバーとともにこのようなテキストが送られてきました。
ちゃんと受領してもらえたか不安な方はこのフォームを提出することをおすすめします!
Form I-751
条件削除に必要な申請書。パソコン入力でも手書きでもOK、手書きの場合はブラックインクを使用すること。
手書きで署名をする欄があるので忘れずに!!
嘆願申請料$680
マネーオーダーで支払いをしました。USCISのツール(⇒Calculate Your Fees)で最新の値段の確認ができます。
マネーオーダーの他にも、クレジットカードやチェックでの支払いが可能です。
グリーンカード・パスポート・運転免許のコピー
全てカラーでコピーを取って提出しました。
婚姻関係を証明する書類
偽装結婚ではないことを証明する書類です。CR1ビザ申請の時と同様、出せるものをかき集めました!
①婚姻届受理証明書と翻訳のコピー
わたしたちの婚姻受理証明書は日本語なので、翻訳事務所に英訳してもらったものを一緒に提出しました。
②娘の出生証明書のコピー
病院からもらったものではなく、郡から発行された公式のもの。
③配偶者の運転免許の両面コピー
同じ場所に住んでいる証明になるそうなので提出しました。
④過去2年間のタックスリターン、W-2のコピー
我が家はジョイントでファイルしています。
ちなみに…グリーンカード新規申請の際は、スポンサーの収入が一定以上ない場合はジョイントスポンサーを立てるなどの措置が必要でしたが、条件削除の場合は収入は見られません。
⑤銀行のジョイントアカウントステイトメントのコピー
我が家は2つの銀行をジョイントでメイン使用しているので、アカウント開設した時から現在までそれぞれ5ヶ月分のステイトメントを提出しました。
⑥銀行のジョイントIRAステイトメントのコピー
最新のものを提出。
⑦自動車保険証のコピー
我が家は車1台で夫婦二人分カバーされているので、二人の名前が載った保険証を提出しました。
⑧二人の関係を証明する宣誓供述書(Affidavit letter of support)
参考例(⇒CitizenPath)を渡して、義父・義兄・旦那の友達の3人から書いてもらいました。
USCISのインストラクションによれば、「最低2人から書いてもらうこと、宣誓供述書作成者の名前・住所・生年月日・出生場所を必ず記入すること」とされています。
⑨写真15枚
二人で撮った写真はもちろん、友達や家族も一緒に写っているものも提出。アメリカに入国してからのものを選び、裏面に撮った日付と誰が写っているかを記入しました。
提出書類は分類ごとに付箋をつけてクリップで止め、クリアファイルに入れて提出しました!
婚姻関係を証明する書類の例
USCISのインストラクションでは下記書類が具体例として挙げられています。
- この婚姻期間中に生まれた子供の出生証明書
- 住宅・土地に関する書類(夫婦連名の賃貸契約書や住宅ローン契約書)
- 共同所有を示す金融資産に関する書類(ジョイントアカウントのステイトメントやタックスリターン、配偶者が受取人に設定されている保険証券、公共料金請求書、共同のローン契約書など)
- 結婚が米国移民法から逃れる目的で行われたものではないことを証明するために関連性があると思われる書類
- 二人の関係を証明する宣誓供述書(最低2人から)
提出書類は多すぎて悪いことはないので、出せるだけ出すことをおすすめします!!
提出
書類が全部揃ったらUSCIS宛に発送します。発送先は住んでる場所、使う運送会社によって異なるのでUSCISのHP(⇒Direct Filing Address for Form I-751, Petition to Remove Conditions on Residence)で確認してください。
10年→10年のグリーンカード更新はオンラインでもファイルができますが、2年→10年の更新(条件削除)は現時点ではオンラインではファイルできません。郵送のみです。
バイオメトリクス
書類提出後、2週間ほどでバイオメトリクスのアポイントメントレターが届きました。場所と時間が指定されていました。事情があればリスケジュールもできるようです。
持ち物
USCISから届いた案内に記載されている持ち物です。
- アポイントメントレター
- ワークシート(案内に同封されている紙)
- グリーンカード
- 政府発行の身分証明書(わたしはグリーンカードでいけた)
当日の流れ
指定されていた会場は家から車で5分のUSCIS Application Support Centerというところでした。近くてよかった!
指定時間の10分前に到着。15分以上前に行っても受付してもらえないのでご注意を!また、特別な事情を除いて付き添いの人を連れていくことはできません。
受付でアポイントメントレター・ワークシート・グリーンカードを提出し、そのまま写真撮影と指紋採取のブースに連れて行かれました。やることはわかっているので英語がわからなくても大丈夫。笑
来ている人がわたしともう一人しかいなかったので待ち時間もなく、受付から10分で全てが終了!
その日の夜にケースステータスを確認(⇒Case Status)すると、「Case Was Received」から「Case Was Updated to Show Fingerprints Were Taken」に変更されていました!
タイムライン
随時追記していきます!
2022/3/14 UPSで書類発送
2022/3/16 USCISに書類が到着
2022/3/21 USCISからケースナンバーが記載されたテキストが届く
2022/3/24 延長証明が届く(24ヶ月だってさ…!)
2022/4/2 バイオメトリクスの案内が届く
2022/4/21 バイオメトリクス
2023/11/23 申請承認されたよ、GCすぐ届くと思うよーという手紙が届く
2023/11/27 グリーンカード到着!!
最後に
今回は新規でビザ申請した時ほど難易度は高くないので、準備もそこまで大変ではありませんでした。
クチコミレベルの話ですが、CR1ビザから条件削除申請をする方は大半が大使館or領事館との面接を経て取得していて、USCISとの面接履歴がないので面接が設定されることが多いようです!逆にK1ビザからの場合はステータス変更の時にUSCISと面接をしているので条件削除では面接免除のケースが多いそうです。最近ではバイオも免除されるとか。
(2022年6月16日追記)
朗報!条件削除の面接免除ポリシーが変更され、CR1ビザから条件削除を申請する方も面接免除対象として考慮されることになったそうです!(⇒USCISからのアナウンス)
(2023年11月27日追記)
ついに!!!新しいグリーンカードが手元に届きました\(^o^)/ヤッター
面接は免除!最初に書類提出してから約1年8ヶ月かかりました。
これで10年は安泰です!!10年後、次の更新手続きのこと覚えてるかな。てかアメリカにいるのかな。笑
これにてわたしの条件削除ジャーニー(大袈裟)は終わりです。
これから条件削除をする人の参考になれば嬉しいです!それではまた!