これはわたしが2017年の9月に行ったタイ旅行で起きた出来事です!
タイ旅行に関してはブログ書くつもりなかったんだけど、まあちょっと聞いてよ。
タイへ初めての一人旅
今回のタイ旅行は完全なひとり旅。 (香港に友達に会いに行くのが今回の目的でタイへの航空券セールしてたからついでに行こうっていうノリでした。笑)
いろんな人のタイの旅行記をネットで読んでいて、カウチサーフィンというアプリで現地にいる人と出会って遊んだ!という人がいたのでせっかくのひとり旅だから誰かと遊べたらいいな~という軽い気持ちで登録してみました。
いくらぱりと言えども一応女の子なので会うのは女性のみ、日本人はレビューとタイミング次第で男性も会うというマイルールを作り、メッセージくれた人の中から返事する人を厳選して返事をしました。
中国人の女の子に出会ったはずが…?
返事をしてから引き続きメッセージをくれた一人のタイ在住の中国人の女の子。(以下チャイさんとしましょう!)
簡単な自己紹介やタイでのおすすめをメッセージで教えてもらったあと、予定を合わせようとしたところ、わたしがタイで空いてる日はチャイさんご予定あり。
え。自分の彼氏を見ず知らずの日本人に紹介すんの?2人で遊ばせんの?中国人ってそういうの寛容なの?なんなの?
ってことでチャイさんの彼氏に連絡。
チャイさんの彼氏はタイ人だったからタイさんとします!
チャイさんの彼氏だから、安心していいよね。彼女いるのにわたしになんかしてくるってこともなさそうだしな。
ほぉん。チャイさんもタイさんも単純に観光客に優しいのね。変な心配してごめんね。
チャイさんの彼氏タイさんが案内してくれることに
タイさんとは、
- わたしがタイに着いた次の日丸一日バンコク観光
- その次の日バンコクからパタヤというリゾート地に一泊二日
という2つの計画を立てました。
パタヤはタイさんが用事があって行くらしく、その日なら一緒に連れてってあげるよ!とのことです。早速パタヤのホテルを予約。仲良くなれたらいいな〜〜!
で、バンコクについていざタイさんと対面。待ち合わせ場所に立ってたら、「ぱり?」と声をかけられました。
おお、タイさん!!
第一印象はタイのオラオラ系男子。 ゴッツい指輪して腕にはタトゥー。ん〜〜まあ別に気にするところじゃないか。
この日のプランはタイで有名ななんちゃらマーケット→三大王宮→よるごはん。
マーケットでわたしもタイさんも軽くお買い物。
ここでわたしはあることに気づきます。
タイさんの腕には深い傷跡っぽいものがたくさんあったんです…
根性焼きとか生まれつきの跡とかそういうのではなくて、なんだろう、リストカットして治った後に残る傷跡のもっとひどい感じの。
傷跡の場所は紫に変色して浮き上がってて、相当深い傷だったんだろうなって安易に想像できちゃう。
なにこれ、ちょっと怖い。しかもここは日本ではなくて海外。タイさんとは初対面。 なんかあったら自分の身は自分で守らなくちゃいけない。
ど~~~~うしても気になったわたしはタイさんにそのたくさんの傷のことを尋ねました。そしたらタイさん、まさかのスルー。 んんん、怪しい。ていうかわたし怖いです。
腕に入ってるタトゥーの文字もよく見てみると死を表す英語でした。
もしかしてタイさん、コワイヒト説ある…?
だって事故とは言えないようなたくさんの傷だよ?誰かにやられたとしか考えられないよ?え、考えすぎ?
一度考え出したらとことん悪い方に考えるクセがあるわたし。なんかそういうこと考えてたらおなか痛くなってきた。
今日はタイミング良いところで切り上げてもう今日はタイさんと遊ぶのはやめよう、と決めました。ていうか距離おきたいですぅぅ。(ほんと自分勝手)
いいよって返事が来ると思ってました。おなか痛いっていうのも言ったから。笑
えええ、こええええ。゚(゚´Д`゚)゚。
この会話の前にお互いの話をしていて、タイさんの仕事についても聞いたのですが、「ITとかそういうの」というあいまいな回答で詳しくは教えてもらえませんでした。
もうどうしたらタイさんから逃げれるのかわからなくて、とりあえずこの場を去りたいがためにわたしはまたもや適当なことを言ってしまうのです…
行っていいよってなんだよ…わしゃ奴隷か…
タイさんからの解放
ようやく解放!!!よっしゃ!!!帰れる!!!この後ひとりで観光しよっと!
そのままタイさんとは別れて、ホテルに戻らずひとりで適当に観光地巡って遊んでました。
ちなみにポケットWiFiを借りてなかったので基本的にはホテルでしかラインが見れない。
タイさんのことはもうすっかり忘れていました。切り替えの早さ◎
ホテルに戻ってWiFiつないだ瞬間。
ブーーーーーーッ ライン6件。全部タイさんから。
- どこにいるの?
- 待ってるんだけど
- おーい?どこ?
- 答えろ
- 無視すんな
- おーい?
なにいいいいい。まだ連絡するって約束した21時にもなってないじゃん…
自分勝手で本当に申し訳ないけどタイさんには、今日の夜は友達が時差ボケでつらそうで付き添うからタイさんとは会えないこと、パタヤへの一泊旅行は時間がないから行けないこと、をラインで伝えました。(もちろん全部ウソ)
タイさんからの返事は「了解だよ~」とだけ。
ああ、さっきと違って随分あっさりしてんな。ごめんね。理解ありがとう。
夜はこっちに来てから出会った日本人の男の子とルーフトップバーに行きました。
ちなみにタイさんとパタヤに行かない代わりに同じくアプリで会った日本人の女の子と一緒に行くことにしました。笑
明日が楽しみ〜〜!おやすみzzz
バンコクを出てパタヤへ
朝、プルルルルルル〜〜ホテルについてる電話の音で起こされ、 寝ぼけてたので適当にOK~と答えたら、 いきなり電話の声の主が切り替わってタイさんが出ました。
完・全・起・床。
は、え、待って待って待って!ホテルの場所伝えてないのになんでこのホテルだってわかった!?いま下にいるってこと!?どうしようホテルから出れない!!!
プツッ、プープープー。
一方的に電話を切って急いで荷物まとめてホテルから逃げ出し、日本人の友達と合流してパタヤにゴーーーー!(行動力)
ああもうこれでホテル出たからバレてない、安心だ。っていうか昨日、会えないって言ったら了解って言ってなかったっけ?
パタヤでは日本人の女の子と安全で(※重要)楽しい時間を過ごしました♡
その子は次の日予定があったから夕方にバンコクに戻り、わたしはパタヤでホテルを予約していたから一泊して次の日に帰ろうと思ってました。
脅される
一人でホテルにチェックイン。Wifiつないで携帯チェック。
タイさんからのラインラッシュ。
- お前、パタヤ行かないって言ってたよな?
- いま○○ホテルにチェックインしたの知ってるよ。 なんでウソつくの?
- 日本人は正直だと思ってた、お前はちがう。
- 俺はお前を助けたよな??? (これ、なんのことかよくわからん)
- ここは俺の国、タイ。 いまからここはお前にとって危険な場所に変わる。
- 俺は既にパタヤのbad men(どう訳せばいい?笑)にお前の写真送ってやったからな。
- お前は今夜、bad menを必要とするだろう。せいぜい楽しみな!
- お前が俺にしたことは全部お前に返ってくるんだぜ。
ええええええ!なに!?なんでたった今チェックインしたことがバレてるの!?わたし売りとばされるの?強姦されるの?殺されるの?
ひとりで泣きながら荷物まとめてホテルをチェックアウト。さっきチェックインしたばかりなのにどうして?って受付のお姉さんに言われてとても悲しくなりました…泣
パタヤにいても怖くて眠れないのでバンコクの☆5の安全性の高いホテルに泊まろうと思ったのです。ホテルからバンコク行きのバス停までドアトゥードアでタクシー。
もうなにも信用できなくてタクシーの運転手ですらタイさんに雇われたbad menに見えてきた。笑
バス停に着くとバンコク行きバスを待ってるお客さんがたくさんいて、観光客も多かったので安心!できるだけ人の多い場所を選んでサングラスとカーディガンで顔隠して(わたしが怪しいw)、こっそり端っこのベンチに座りました。
bad manじゃなくてbad menって複数形なところが怖い。数人vsわたしじゃとても敵わないよ!?
バスの扉が開いた瞬間に降りて走ってホテルまで行けば撒けると思ったので一番前の座席を陣取っておきました☆
そしてバスの扉が空いて降りたら。 あれ?ここどこ? え…他に誰も降りてこない(たぶん目的地の何駅か前で降りてしまった)
バスもう出発しちゃったよ。戻れない。携帯も使えない、ここどこなの。わたしここで拉致られて殺されるの…?と一瞬思いましたが、タイで死にたくないので止まってるタクシーにここはどこか聞きました。
が、聞いたところでタイの土地の名前がわからないわたしはどこなのか把握できず。笑
ハァ。教えてくれたタクシー運転手がすごく心配してくれて、電車でも帰れたけど電車に乗るのが怖かったわたしは行き先を告げてそのタクシーにホテルまで連れてってもらうことにしました。
ホテルにチェックインしてお風呂に入ってる時もbad menに侵入されてないかこわくて気が気じゃなかった。バンコクで観光する気にもなれなかったので、復路の便は2日後の予定でしたが次の日の朝一の便で帰国することを決めました。
ホテルから空港までもドアトゥードアでタクシー手配してもらって、空港でも周りを気にしながらチェックイン済ませて。
出国ゲートを通過した時は勝利を確信しました。(なんの?)
タイさんの脅しから逃げ切った!もうわたしは安全だ!!!マイカントリージャパン!!!待っててね日本!!!ラブ!!!
こうしてわたしの1日バンコク1日パタヤを楽しんだだけの最悪なタイ旅行は終わったのでした。
まとめ
文字に書き起こすとあったま悪いですね、わたし。
危機管理能力0かよって自分にツッコミたくなる。そして自分、ドタキャンするのも最低です。笑
日本に着いてからタイに留学してた友達にタイさんの写真とラインのやりとりを見せたら友達が一言。
「タイのマフィア説あるわ」
うぅぅぅん。やっぱそう思う?タイさん怖いもん。
ドタキャンしたのはごめんなさい。自分の身を守るためでした。
タイさんがわたしになにをしようと思ったのか、今でもわかりません。そしてチャイさんとタイさんは本当に親切心で案内しようとしてくれてたのかもわかりません。
実はこの出来事があったとき、チャイさんに連絡取ろうと思ったらもうアカウントが消されてて連絡を取ることができなくなっていました。(誰かからのレビューもなかったような気がする)
タイさんとの初対面の時なかなか帰してくれなかったことを考えると、遊びを断らなくても危険な目に遭ったかもしれません。2人きりの時間ができるからね。
これ読んでる人はわたしみたいに無謀なことはしないと思うけど、知らない土地ではなおさら自分の直感を信じて安全に旅してください。
わたしはもう二度とアプリで出会った怪しい人と直接会うことはしません。笑
ここまで読んでくれた人ありがとう! おわり!またね~!