「ESL」って知っていますか?
English as a Second Languageの略で、英語を第二言語とする人たちが英語を学ぶことです。
移民が多いアメリカでは英語を第二言語とする移民向けに無料もしくは格安でESLクラスが提供されています。
最初はESLなのかELSなのかよく分からなかったのですが、今はもうバッチリ覚えました!笑
英語力向上のために数ヶ月前から通いはじめたので、今回はアメリカのESLについて詳しく紹介していきたいと思います♡
ESLとは?
英語を第二言語とする人を対象とした英語クラス。
移民に向けて提供されているので、主にグリーンカード保持者や家族の駐在に帯同している方などが対象です。(通う場所にもよるので要確認!)
クラスを受けられる場所
大きく3パターンに分けられます。カリフォルニアは移民が多いこともあって、選択肢となる学校の数が多いように思います。
- 図書館や教会など
- アダルトスクール
- コミュニティカレッジ
図書館や教会など
地域のコミュニティが開催するESLクラス。
わたしが調べていた時は、コロナのせいで近所の図書館が開いていなかったのでクラス自体がなかったのですが、クラス分け等はなく気軽に参加できるスタイルが多いようです。
アダルトスクール
州や市が運営する大人(18歳以上)のための教育機関=アダルトスクールが提供するESLクラス。
ESL以外にもダンスやヨガのクラスやパソコンスキルのクラス、高卒資格取得のクラスなど様々なクラスが開講されていて、ESLクラス以外は英語ネイティブの現地住民も通っています。
無料または有料の場合も格安なことが多く、運営費用は税金で賄われています。
コミュニティカレッジ
2年制の公立大学=コミュニティカレッジで開講されるContinuing Educationと言われるESLクラス。
基本的に無料のものはその州の住民であることを条件に受講できますが、有料のものはその州に1年以上住んでいないと住民価格にならないので高いです( ; ; )
1番上のクラスを卒業した後にコミカレの正規の学生として入学する人も一定数いるため、卒業時はコミカレ入学レベルの英語力になるようしっかりカリキュラムが組まれています。
場所によりますが、わたしが通うところは無料のESLはコミカレの単位にはなりません。
わたしの体験談
わたしは2ヶ月ほどアダルトスクールのESLに通い、現在はコミカレのESLに通っています。
コミカレはまだ1ヶ月くらいしか通っていませんが、一応アダルトスクールとコミカレ、どちらの経験もあるのでそれぞれ紹介していきます!
アダルトスクールに通う
わたしは英語がまったくできなかった(今もだけど笑)ので、なんとなーくコミカレはレベルが高そうに感じてアダルトスクールのESLに通うことを決めました。
英語ができないから通いたいのにアダルトスクールのホームページには「入学したいならここに電話してね☆」と書いてある…電話できたら苦労しないんじゃー!!!(結局旦那に電話してもらった)
英語ができなさすぎて入学断られたらどうしよう!と思っていたのですが笑、そんなことはないので安心してください\(^o^)/
クラスについて
クラスは平日の週4回2時間で朝の時間帯か夜の時間帯かを選ぶことができます。夜のクラスは日中仕事をしている人が多いです。
レベルは1〜5まで。数字が上がるにつれてレベルが上がっていく。わたしの時はコロナのせいなのか?レベル分けテストがなく、まさかの自己申告制。笑
とりあえず1番下のクラスから始めて、結局レベル2に落ち着き、2ヶ月弱参加していました。
授業内容について
レベル1のクラスは1日しか参加していないのですが、基本的な挨拶の練習からでした。nice to meet you?とか。
レベル2のクラスでは子供向けの絵本を朗読したり、アメリカの小学校低学年向けの単語や文法を勉強しました。
どちらのクラスも生徒は全員メキシコ人で日本人はわたしだけ。2ヶ月弱参加したのち、クラスの先生に「もうこのクラスはあなたに簡単すぎるから、わたしが別で働いてるコミカレに来てみない?」と言われ、コミカレに移行。
コミカレに通う
コミカレに入学するためにまずは申し込み。英語できないけど今回はどうにでもなれ精神で自分で電話してみたら、なんと相手の方日本語が話せるというじゃありませんか!
聞かれるままに個人情報などを伝えた後、レベル分けテストの予約をしてくれました。
レベル分けテストについて
テストはリーディングのみ。ですが、テストの前後に軽く試験官の方とスモールトークをするのでそこでリスニング、スピーキングのレベルを見られてたのかも?
テストは、問題として出てくる広告や手紙などを読んで適切なものを四択から選ぶ形式。時間は1時間弱。
クラスについて
ここのコミカレのクラスはレベル1〜7まで。
テストの結果、わたしはなんと1番上のレベル7!ええ、ほんとに…?(心の声ダダ漏れ)
クラスによって授業の頻度と時間が変わってくるそうで、レベル7のクラスは週に2回だけとのことだったので調子に乗ってレベル7クラス+中級のconversationクラスも取ることにしました。
この時は知らなかったんですよ、なんで1番上のレベルなのに週2回しかないのかを…
レベル7のクラスが週2回3時間、conversationクラスが週2回3時間。同じ曜日だから週2回は1日中授業受けてます。笑
授業内容について
レベル7のクラスはリーディング、ライティング、スピーキング、リスニング全部やります!
カレッジレベルの単語を覚えたり、記事を読んだり、決められたテーマに沿ってプレゼンしたり(この準備に時間かかる…!)、発音の練習をしたりと、難易度がアダルトスクール時代から一気に飛躍しました。笑
テキストは無料で配布されたコミカレ?先生?オリジナルのものを使用。
あとは毎回授業後に先生が、生徒だけがアクセスできる掲示板みたいなところに質問リストを書き込んでみんながそれに文章で答えて→他の生徒の答えに返信し合う、ということもします。ライティング強化です。
生徒はいろんな国の人がいて、ペルー、スペイン、メキシコ、コロンビア、イラン、インド、ロシア、韓国、中国、日本などなど。いろんな文化が学べて楽しいです♡
conversationクラスの方はスピーキング、リスニングに特化。tedを見て自分の意見を言い合ったり、記事を読んで感想を言い合ったりします。
中級とは名ばかりでここに通う必要ある?ってくらいペラペラ英語話す人が結構います…!既にアメリカで英語で(!)仕事してる人や大学院入学準備中の人もいるし。とにかく生徒のレベルが高い!
そしてヨーロッパやメキシコからの生徒は超〜〜積極的に発言します。対してアジアからの生徒はわたし含め先生に指名されたら答える程度。ここでも国民性が垣間見られます。笑
毎回の授業内容が濃い〜〜ので疲労感もありますが、英語勉強してる感がすごい!自分の英語に満足できるレベルになるまでは居座る気満々でございます\(^o^)/何年かかることやら
最後に
今回はアメリカ在住者向けのESLクラスについてご紹介してみました!
このクラスほんとに無料でいいの?ってくらいクオリティが高い。ありがとうアメリカ!カリフォルニア!笑
わたしの場合、日中特にやることもないので半強制的に英語を勉強する環境ができたのはQOL向上に繋がっています。いつか英語でお仕事したい。
現在はコロナの影響でオンラインクラスですが、直接通えるようになったら生徒同士の会話も増えるはずなのでもっと英語に慣れると思います。
それではまた!Have a good day!