こんにちは、ぱり(@ohayo_gm)です。アメリカ人の旦那と国際結婚しました。
今回は婚前契約をすることのメリット・デメリットについて書いていきます。
Contents
婚前契約は二人の約束事!
日本では婚前契約があまり知れ渡っていませんよね。わたしの彼の国、アメリカでは割とポピュラーで婚前契約をしていなかったとしても存在自体は知っているという人がとても多いそうです。
婚前契約の内容は、結婚生活を円満に送る上での約束事や離婚した時の財産・子供の親権について取り決めることがほとんどだそうです。
内容はカップルそれぞれなので、法に反しない限り自分たちで決めることができます。例えば「数年で離婚した場合、彼は彼女に〇〇円支払う」とか。
婚前契約を事前にしておくことで、生活していく上での不満をなくしたり、万が一離婚するとなった時にお互いを守ることができるのです。
国際結婚は言語の違い、文化の違い等が原因で離婚率も高いため、もしかして婚前契約ってあったほうがいい?と思い、彼とたくさん話し合いをしました。
その過程で見つけたメリット・デメリットをご紹介します。
婚前契約をするメリット
まずはメリット4つ。
将来についてじっくり話し合うことができる
婚前契約はこれからのことを決めるものなので、当然将来のことを話し合う必要があります。
貯金額や年収、借金の有無、親の資産状況等をこの機会を使って全部話しました!
後々揉め事が起きにくい
契約として文書にしているので「言った!言ってない!」という喧嘩を避けることができます。
行政書士や弁護士が作成したもの、公正証書にしたもの、法務局に提出したものは法的効力を持つので婚前契約は無敵状態になります!(笑)
泥沼離婚を避けることができる
どんなにラブラブなカップルでも離婚となれば、感情的になってしまうことも少なくないと思います。ラブラブなうちは公平な判断をするのが簡単かと思います!
日本では離婚時の財産分割は50:50と決められています。
アメリカは州によって異なり、例えばカリフォルニア州は日本と同じく50:50ですが、ニューメキシコ州ではお互いの同意があれば何パーセントずつ分けてもOK、同意がなければ裁判所が判断する決まりになっています。
自分の資産を守ることができる
婚前時点でカップルで資産差があるお金持ちの方は婚前契約をしておくと自身の資産を防衛することができます。
海外セレブの持つ資産は莫大なので、婚前契約をしたというニュース等を見かけることがありますね。
婚前契約をするデメリット
次はデメリットを書いていきます!
お金がかかる
法的効力のある書類を作るのにはお金がかかります。弁護士に頼むと約10万円ほど、プラスわたしたちのように国際結婚だと翻訳も必要になってくるのでその分のお金も必要です。
状況が変わる可能性がある
例えば結婚後にカップルの資産額が逆転した場合など、契約内容の変更を検討する状況になる可能性もあると思います。
もちろんお互いの同意があれば契約内容は変更、修正が可能ですが、そのたびにお金も手間もかかります…
わたしたちのケース
わたしたちは1週間ほどの話し合いを経て、最終的には婚前契約をしないという結論に至りました。
理由は下記3つ。
- お互いまだ20代なこともあり、今のところ守らなければいけない資産がない
- 子供がいない
- 今後住む予定のある場所(日本、カリフォルニア)が財産分与50:50なので最低限は法で守られる
婚前契約は結局しなかったけど、二人で将来のことを考える中で、彼の考えを知ることができて良い機会になりました!
まとめ
婚前契約のメリット・デメリットをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
婚前契約はその名の通り、結婚前のみ適用される契約です。また、結婚しなかった場合はその契約は無効になります。
たった一度のこの機会、結婚前にパートナーとしっかり話してみてはどうでしょうか!
では、またね~~!