今回はわたしがアメリカ軍人(米軍)の彼と結婚した時の手続きについて書こうと思います!
日本人同士の結婚とは違って、少しステップが多かったです。
米軍はちょくちょくルールを変えるので最新の情報は基地の中にあるリーガルオフィスで聞くのが確実です。また、ブランチや所属部署によっても違いがあるかもしれません。あくまでこれはわたしの体験談です。
Contents
マリッジセミナーに参加する
結婚が決まったらまず米軍が開催するマリッジセミナーの予約を取って参加します。これを受けないと何も始まらないと聞きましたが、コマンドによっては必須じゃないところもあるそうです。
わたしは東京在住、彼は沖縄在住でマリッジセミナーは平日の朝からなので数日有給取らなきゃと思っていましたが、彼側のみの参加でOKだったのでわたしは参加しませんでした。
参加した彼曰く、これからどういう風に手続きを進めていくかとかを教えてくれるとのことです。 終わった後に修了証みたいなものをもらいます。(結局なににも使わなかったけど、念のため保管してます)
マリッジセミナーは基本的に月1回程度の頻度で開催されています!
少し前までは結婚のための手続きを始めるのに彼の上司の承認(サイン)が必要だったみたいなのですが、沖縄(マリン)ではなくなったとのことです。(コマンドによるかも)
役所に提出する書類を集める
役所に持っていくものをまとめました。
- 婚姻届
- 婚姻要件具備証明書(Affidavit of Competency to Marry)と日本語訳
- 彼の国籍証明書(※出生証明書の場合は日本語訳が必要)
- 二人の身分証明書(パスポート、運転免許証、マイナンバーカード等)
- 日本人側の印鑑
- 戸籍謄本(※本籍地のある役所で婚姻届を提出する場合は不要)
- 外国人との婚姻による氏の変更届(※苗字を変えない場合は不要)
わたしが提出した役所の場合です。市・区によって多少異なることもあるそうなので、気になることがあれば提出先の戸籍課に問い合わせることをおすすめします。
婚姻要件具備証明書ってなに?どこでもらえるの?って思いながら情報集めして準備した記憶があります。笑
婚姻届
署名と証人欄以外は代筆可能です。
彼の名前はアルファベットではなく、カタカナで記入する必要があります。氏の欄にラストネーム、名の欄にファーストネーム+ミドルネームです。
証人はわたしの友達と彼のアメリカ人の同僚にそれぞれ頼んだのですが、証人欄は代筆不可と言われたので彼の同僚には日本語を書くのを練習してもらいました。
婚姻要件具備証明書(Affidavit of Competency to Marry)と日本語訳
これは彼が基地内にあるリーガルオフィスに取りに行きます。
現在独身であること、日本人のぱりと結婚することなどの内容が書いてあるものです。と言っても、書くのは米軍に所属する彼!
所定のフォームがあるので、彼が空欄を埋めてそのあとリーガルオフィスの人がサインしてスタンプ(ぼこぼこしたやつ)を押してくれるって感じです。
日本語訳はプロにお任せしても自分でやっても大丈夫!わたしは米軍と結婚した知り合いに翻訳したものを見せてもらって、自分でやりました。
翻訳者の署名と捺印が必要なので忘れずに!
国籍証明書
普通なら日本に来ている外国人はパスポートを持っているのですが、在日米軍はSOFAという特別なステータスで入国しているのでパスポートを持っていない人もいます。
まさしく彼はパスポートを持っていなかったので、出生証明書をアメリカにいるお父さんに頼んで取ってもらい、日本に送ってもらいました。
パスポートを国籍証明書として使う場合は翻訳不要ですが、出生証明書を使う場合は日本語訳が必要だそうです。
これは大使館のHPにPDFファイルがあるので印刷して空欄だけ埋めました!
ちなみに出生証明書は取り直すのにかなりの時間とお金がかかるみたいなので、コピー提出が可能なら原本提示・コピー提出をおすすめします。わたしはこのことを知らずに役所に原本を提出したら彼と喧嘩になりました…
役所に返却依頼をしたら「基本的に一回提出したものは返せない」と言われてしまいましたが、必死に状況説明して最終的には無事返してもらうことができました!
二人の身分証明書
日本人なら何かしら持ってて提示が簡単ですが、問題は彼です。パスポートがあるなら問題なし!!
でも上に書いたわたしの彼のようにパスポートがないと、日本での身分を証明できるものは何もない扱いになります。ミリタリーIDでもダメでした。
その場合、後日婚姻届に書いてある彼の住所あてに「あなた結婚しましたよ~」って役所から通知の手紙(はがき?)が来るそうです。
ここで疑問に思ったことがあって、聞いてみました。
役所からの回答は、「婚姻届に書いてある住所にしか送れないのですが、もし受け取れなくてこっちに返ってきちゃった場合でもそれはそれで問題ないです。受け取れなかったら婚姻が取り消しになるとかそういったことはありません。」でした(笑)
ええ、切手代とか無駄じゃない?(こら)
(追記:2019年9月10日)彼のところに役所からのお知らせ届いてたー!!!米軍専用のアドレスじゃなくても届くもんなんですね。びっくり。
日本人側の印鑑
一応持っていきました。日本語訳した書類に翻訳者の署名をしていなかったので、役所で指摘されてから署名&捺印しました。持ってきてよかった!
必須ってわけではありませんが、万が一に備えて持っていくことをおすすめします。
戸籍謄本(※本籍のある役所で婚姻届を提出する場合は不要)
わたしは本籍のある役所で提出したので不要でした。
外国人との婚姻による氏の変更届(※苗字を変えない場合は不要)
日本で彼の苗字に変更したい方のみ提出が必要なもので、役所で用紙をもらえます。わたしは今回変えなかったので提出しませんでした。
外国人と結婚する場合は夫婦別姓も認められています。その場で変更を申し出なくても、婚姻届受理後6か月までなら変更可能です。
6か月過ぎると家庭裁判所の許可が必要になるのでお気をつけて!
米軍側に提出する書類をもらう
婚姻届が受理された後に区役所でもらってくるものをまとめました。
- 婚姻届受理証明書
- 戸籍謄本(※新戸籍が編成されたもの)
婚姻届受理証明書
基本的にその日に婚姻届が受理されれば即日発行してもらえます。役所の混雑状況にもよりますが、わたしは1時間弱で発行して頂けました。
A4の普通の紙のものと賞状タイプのものがあり、米軍に提出するのはA4の普通の紙の方です。1枚350円。賞状の方は即日発行できない場合もあるそうです。
戸籍謄本(※新戸籍が編成されたもの)
結婚すると今まで入っていた両親の戸籍から抜けて、自分が戸籍主になります。つまり、自分と彼の名前が入った戸籍が新しく編成されます。
新しい戸籍が編成されるのは婚姻届が受理されてから1~2週間後とのことなので、これは別途取りに行く必要があります。
この二つの原本が手に入ったら、米軍側に提出するために英語翻訳してもらう必要があるとのこと。わたしたちはマリッジセミナーで名刺を頂いた沖縄翻訳にお願いしました。(が、廃業したそうです。泣)
原本+翻訳を持ってIPACに手続きしに行けば米軍側での手続きも終了!ミリタリーIDも作成可能です。
CS取得やOHA申請、ビザ申請などがある場合は別途手続きする形になります。
最後に
必要書類さえきちんと揃っていればその日のうちに入籍できます。もし書類に間違いがあっても役所の人が教えてくれるので、その場で訂正すれば問題なし!
わたしたちはマリッジセミナーに行ってから入籍するまで大体3か月くらいかかりました。
遠距離ということもあり、だいぶノロノロと書類集めをしていました。全て計画通りに行くとも限らないので余裕をもって準備するといいと思います。
以上、米軍の軍人さんとの入籍方法でした!またね~!